マクロバイオティックとは、ギリシャ語の「macro」(大きな)、「bio」(生命)、「tic」(方法)を合わせた造語で、
言葉通り「長く有意義に生きる方法」を指します。その方法とは「宇宙の法則に従って生きること」であり、
これを実践するには「正しい食事」が最も重要であるというのが基本概念です。
この言葉を日本で最初に使ったのは、桜沢如一(1893〜1966)という日本人であり、その理念は古代からある中国の陰陽説や、
仏教の「身土不二」(人間の体は生まれ育った土地と切り離せないもの)の考えに基づいています。
反戦活動家であった桜沢は「世界平和は食生活を改善すれば実現する」と信じ、
自論を広めるにはまず西洋からスタートすべきと考えて活動の拠点をパリに置き、弟子を各国に派遣しました。
その弟子の1人、米国に渡った久司道夫氏が現地でマクロをさらに体系的に整理し、大学や国連に研究機関が置かれるほど重要な地位に押し上げることになりました。
マクロの食事法は米政府の「国民に推奨する食事法」に認定されました。
具体的にどんな食事法かというと、基本は、陰陽の法則と身土不二。万物には陰と陽の性質があり、食べ物にも同じ事が言えます。そのため、陰陽のバランスを考えた食事が大切と考えます。日常の食事は、玄米や雑穀、野菜、豆、海草が中心。
砂糖、化学調味料、乳製品、肉は避け、なるべく自分の生活する土地の近くで穫れた有機栽培の食材を使う。
つまり伝統的な日本の食事スタイルに近いものです。 |